ガングリオン
関節の近くに出来やすく、米粒大からピンポン玉くらいの腫瘤を形成。手の甲に出来る事が多い。
多くの場合、強い痛みはありませんが、腫瘤が周りの神経を圧迫すると強い痛みが出現することもあります。
- 注射:内容物を吸引(しびれ痛みが伴う場合)
- 保存療法:局所の安静を図る
※再発を繰り返し、手術が必要と思われるものは患者様と相談し、提携の病院を紹介いたします。
母指CM関節症(ぼしCMかんせつしょう)
- 母指の付け根の関節(CM関節)に痛みがある。
- 物をつまむ時やビンのふたを開ける時に痛む。
- 関節部に硬い腫れがあり、押すと痛む。
他の指よりもよく動く関節なので、使い過ぎや老化に伴って発症する。
- 内服・注射:炎症を抑えるため
- 装具療法:安静・圧迫目的でサポーター・弾性包帯での圧迫固定。
- 物理療法:痛みを軽減させる為
- 日常生活指導:患部の安静
マレット変形(まれっとへんけい)
手指の第1関節(DIP関節:指先から数えて1番目にある関節)の腫れ・痛み、自動伸展不能(曲がったままの状態)、他の手で手伝ってあげると伸展可能。3つのタイプに分けられる
- 終止腱断裂
- 終止腱がついている骨での剥離骨折
- 末節骨の関節面を含む骨折
野球・バレーボールなどの球技中、ボールが指先にあたり突き指という形で起こる事が多い。
- 内服薬→炎症を抑える為
- 装具療法→(1)の腱断裂で一般に行われる。指装具(副子)固定。
- 物理療法→固定による関節拘縮解消の為の渦流浴
- 手術療法→(2)(3)骨折を伴う場合、手術を必要とする事がありますので、患者様と相談の上、提携病院をご紹介いたします。
ヘバーデン結節
加齢によって起こる指の第一関節(DIP)の変形・腫脹。
変形のわりに痛みや機能障害は少ない。
手をよく使ってきた更年期を過ぎた女性に多くみられる。
関節面の変形・関節の炎症による痛み。
- 物理療法:炎症をおさえ痛みの緩和をはかる。
- 投薬、湿布:炎症を抑える。
弾発指・ばね指(だんぱつし・ばねゆび)
- 指を伸ばそうとした時にカクッとした感覚。
- 母指に多く発症する。
- 更年期の女性や産後の女性に多い。
- 指の付け根を押すと痛みがある。
指の曲げ伸ばしは、手のひら側にある屈筋腱の働きによりますが、この腱は靭帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)という組織で囲まれています。この屈筋腱と靭帯性腱鞘が引っかかるようになることで起こります。
最も多い原因は、指の使いすぎです。
- 内服薬・注射:炎症を抑える為
- 物理療法:周囲筋の緊張の緩和の為の渦流浴・超音波など
ドケルバン病(母指手関節腱鞘炎)
物をつまむ時やビンのふたを開ける時に生じる親指側の手首あたりの痛み。
親指の使い過ぎ等よる腱(指を動かすひも)と腱鞘(ひものおさえ)との間におこる炎症。産後や中年女性(更年期前後)に多く見られる。
- 物理療法:炎症をおさえ痛みを軽減させる
- 装具療法:患部安静の為のサポーター
- 内服・注射:炎症を抑える為
手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)
夜間や手の使用後に正中神経の支配領域である示指、中指を中心にシビレ、痛みが出現。次第に知覚低下や母指の付け根(母指球筋)が痩せてきて、母指の対立運動が困難になり、縫い物などの細かい作業が出来にくくなります。
手根骨と手根横靭帯で形成された手根管と言うトンネルで正中神経が圧迫されると上記のような症状が出てきます。前腕の骨折等、手関節の外傷後、手をよく使う職業、重労働者、ガングリオン、妊婦、閉経後の女性、透析患者に多く見られます。
- 物理療法:低周波等
- 注射、内服薬:炎症、痛みを抑える
- 日常生活指導:ストレッチの指導等
キーンベック病(きーんべっぐびょう)
- 手首が痛い・腫れてる!!
- 手に力が入らない!!
- 握力が落ちた!?
手はたくさんの骨によって構成されています。手首に近い骨の集まりをまとめて手根骨といいます。
その中の1つで 月状骨 という骨が何らかの原因で血液が通わなくなり、壊死(骨としての活動が停止した状態)してしまうことにより発症します。
特に手をよく使う職業(大工、農業、漁業など)の人に多く、外傷歴がないのが特徴です。
レントゲンでは、月状骨が壊死すると黒く写ってきます。他に、扁平(平らになる状態)化や分節(いくつもの骨に分かれる状態)化したものが見られるようになります。
確定診断をするにはMRI検査やCT検査などを行うこともあります。
- 内服・湿布薬およびリハビリ(物理療法)→炎症を抑え、痛みを緩和する
- 装具療法・テーピング→動きを制限、サポートし患部の負担を軽減する
※骨の状態が悪い場合、症状が強い場合にはより良い治療が受けられる専門医をご紹介いたします。




