膝の痛み

●動きはじめ、階段の昇り降りで膝が痛む。膝を動かすと痛む。
●膝のお皿の下に骨が徐々に出てきて痛み出す。(小学校高学年~中学の発育期)
●スポーツや仕事で着地してからや膝をねじってから膝が痛む。
●人と接触して膝をひねったり、着地動作など方向転換時に膝をひねってから膝が痛む、膝が崩れるなどの不安定な感じがする

●動きはじめ、階段の昇り降りで膝が痛む。膝を動かすと痛む。

変形性膝関節症

病態

正常の膝関節は関節の表面を覆っている軟骨があります。この軟骨のおかげで膝関節がなめらかに動くようにできています。
この軟骨が加齢に伴うすり減りが起こったり、日常生活の些細なストレスによって軟骨がへり、その破片が関節内を刺激して関節炎を起こしたり、変形を生じることで痛みがある状態です。
原因は複数考えられることが多く、けがや病気、加齢や体重増加などが要因になることがあります。中高年の女性(50歳以降)に多く発症する疾患です。
変形を伴っていても痛くないケースが存在、変形が強くなくても痛みを伴うケースと様々です。

治療

まずは保存療法で経過を診ていきます。

  • 服薬:痛みを軽減させるために、消炎鎮痛薬や外用薬(湿布)を処方いたします。
  • 注射:ヒアルロン酸注射をはじめ週1回程度行いそれを5回実施します。それ以降は状態により継続する方もいます。
  • リハビリ:減量、筋力強化、姿勢の指導など

減量することによって関節の負担を減らすことができます。
水中ウォーキングやバイクは効果的です。筋力強化では特にふとももの前の筋肉:大腿四頭筋を強化します。

当院では理学療法士が個人にあった運動メニューを作成し、一緒に膝の痛みの軽減のお手伝いをいたします。
膝の変形は体のゆがみが誘因になるので、理学療法士が姿勢のチェックなどを行い、再発予防までお手伝いさせていただきます。
上記の治療を継続しても痛みが治らない場合は、患者様の生活状態も加味し相談して、当院の連携病院へご紹介いたします。

●膝のお皿の下に骨が徐々に出てきて痛み出す。(小学校高学年~中学の発育期)

オスグッド病

病態

ジャンプ動作やキック動作を多くするスポーツ少年に多く見られます。太ももの前の筋肉がお皿の骨を引っ張り、成長軟骨部が剥離します。
レントゲン撮影で診断可能です。

治療

成長が終了すると多くは治癒します。スポーツ時の痛みを和らげるためにベルトサポーターを処方致します。
痛みが強い時期のスポーツは控える事をおススメします。

患者様の希望によっては理学療法士がふとももの筋肉のストレッチの指導・アイシングの指導を行っております。
また成長期の時期は骨の成長が早く、筋肉が硬くなりやすい時期です。身体のチェックをして再発予防までお手伝いさせていただきます。

●スポーツや仕事で着地してからや膝をねじってから膝が痛む。

半月板損傷かもしれません

病態

半月板は荷重の分散、関節の安定化、クッション材としての役割があります。
若い人では、スポーツや仕事において、ジャンプからの着地や切り返し動作で膝を捻って受傷します。高齢者の場合は何気ない力で損傷しやすくなっていますので注意が必要です

治療

痛みが中心で、曲げ伸ばしに影響がない状態、日常生活に大きな支障がない場合はまず保存療法を選択します。
鎮痛目的で関節内に注射を行います。理学療法士によるリハビリを実施します。
炎症の管理の仕方や、筋力トレーニングの方法などを指導しながら改善を図ります。ロッキング(関節が動かなくなる)、膝のひっかかりが強い場合は提携病院にご紹介いたします。

●人と接触して膝をひねったり、着地動作など方向転換時に膝をひねってから膝が痛む、膝が崩れるなどの不安定な感じがする

前十字靭帯断裂

病態

断裂した前十字靭帯は自然治癒することは稀です。
膝をねじったときは1カ月程度安静にしていると、痛みが取れて生活には支障がなくなります。しかし、断裂した靭帯炎症が落ち着いただけで、膝に不安定な感覚を残したままになります。
その場合、放置していると半月板損傷や軟骨損傷を起こし、早期に変形性膝関節症になる方も多いです。膝をねじったくらいで様子を見るのではなく、整形外科の専門医の受診をおススメします。

治療

痛不安定感がある、今後スポーツ活動をする方は、靭帯を再建する手術を検討します。
提携先の医療機関をご紹介いたします。