RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症とは風邪の原因の一つであるRSウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器感染症です。
感染経路は飛沫感染、接触感染です。
一般的には乳幼児の感染症として知られており、1歳半までに半数以上、2歳になるまでにほぼ100％が感染するとされていますが、その後も生涯にわたって何度も感染と発症を繰り返します。
成人の場合RSウイルスにかかっても風邪とみなされ、通常は診断されることはありません。
しかし特に乳幼児や高齢者に重症の呼吸器感染症を引き起こすことが知られているウイルスです。
現在、RSウイルス感染症に対する治療薬（抗ウイルス薬）がないため基本的には対処療法で経過をみていきます。

 

RSウイルス感染症の症状

RSウイルスに感染してから2～8日、典型的には4～6日間の潜伏期間を経て、発熱、鼻汁等の上気道感染症状(風邪症状)が数日続きます。
健康な成人はRSウイルスに感染しても軽症で、多くは風邪のような症状で自然軽快しますが、高齢者、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、糖尿病、心疾患、慢性腎臓病(CKD)等の慢性の基礎疾患がある人、免疫が低下している人がRSウイルスに感染した場合は肺炎などを引き起こし重症化することがあります。

 

予防接種について

60歳以上の方が対象
現在のところ、1回の接種で効果は2年以上(※)とされています。
※2024年4月現在も臨床試験が進行しており、有効期間は伸びると見込まれています。

当院でのRSウイルスワクチンは予約制となっております。
事前にお電話もしくは窓口でのご予約をお願いいたします。

 

費用(税込)

自費：25,900円(税込)

 

製品名

アレックスビー

 

ワクチンの種類

不活化ワクチン