生活習慣病

生活スタイルを改善するポイント!

よく動く習慣・よく噛む習慣・上手に休む習慣・上手に食べる習慣・よく考える習慣などを気をつけることが大事です。
動物は飛び方や歩き方、走り方を変えることができないが、人間はいつでも生活習慣を変える事ができる。だから人間は万物の霊長といわれている由縁だ、と語り(習慣が作るからだもこころも)という考えを生活の中にしみ込ませ実行してほしいと強調しています。
生活習慣病は食生活の欧米化、これが一番の原因と思われ従って食生活習慣の改善こそ一番の対策と言えると思います。

肥満と生活習慣病 / 肥満と内臓脂肪のリスク

肥満の現状

  1. 日本人男性ではBMIが25%以上の肥満者の割合は全ての年代において増加しており30〜60才代では、約3割が肥満である。
  2. 肥満は食生活と関連が深いと考えられ、炭水化物は減少傾向にあるものの、食生活の欧米化が進んだ結果、動物性脂質・動物性蛋白質の摂取量が増加している。
  3. 自動車の保有台数が年々増加しており、このようなライフスタイルの変化が運動不足を招いていると推測される。又、運動習慣のある者の割合を調べてみると、男性では60才以上、女性では50才以上で多いのに対し、20〜40才代ではいずれも少ない傾向にある。総数でみると、運動習慣のある人の割合は、男性で約3割、女性で約2.5割でしかない。
  4. 以上のように、食習慣と運動習慣の乱れが、メタボリックシンドロームを引き起こしていると考えられる。メタボリックシンドロームの必須の構成因子である内臓肥満は、糖尿病・高血圧など多様な疾病発症の基盤となることから、その対策が急務である。

内臓脂肪と皮下脂肪肥満

内臓脂肪と皮下脂肪肥満は、脂肪蓄積の状態によって2つに分けられる。

  1. 内臓脂肪型肥満⇒腹部CTで観察すると脂肪は腹腔内に多く腸が浮いて見える。
  2. 皮下脂肪型肥満⇒脂肪は主に皮下にあり腹腔にはあまりない。

内臓脂肪型肥満は糖尿病や高脂血症、高血圧症といった生活習慣病を引き起こしやすいため、最終的には動脈硬化性疾患を発症させる要因となる。

内臓脂肪とインスリン抵抗性、血圧上昇機転

  1. 肥満とインスリン抵抗性を反映するブドウ糖取り込み能の関係をみると、
    ・内臓脂肪が蓄積していくに従って、糖の取り込み能が著明に低下し、一方皮下脂肪では脂肪量が増加しても糖の取り込み能に変化はみられなかった。
    ・つまり内臓脂肪の蓄積は、糖の取り込み能、即ちインスリン感受性に悪影響を及ぼしていることが解ったのである。
  2. 肥満より惹起されたインスリン抵抗性は糖代謝を代償させるため、高インスリン血症をもたらし、 その結果、腎臓でのナトリウム再吸収の亢進や交感神経の活性化などにより、血圧を上昇させることも解ってきました。

内臓脂肪とインスリン抵抗性、血圧上昇機転

近年、生活習慣病と不眠の関連が指摘されています。生活習慣病ではかなりの頻度で不眠が認められているのです。

  1. 高血圧の患者さんの30~50%で不眠(特に熟眠障害)が合併しているとの報告があります。 その原因として、まず睡眠時無呼吸症候群(SAS)があります。SASは二次性高血圧症のなかで最も多い原因疾患と考えられ、 高血圧に高頻度に合併する疾患でありますが、SASがあれば当然夜間の睡眠が妨げられてきますので、不眠を来たすことになります。 睡眠が不足することによって、夜間の血圧が下がりにくくなり、その結果、高血圧を発症する可能性が指摘されています。 さらに、高血圧症で血圧が下がらない状態が続くと、逆に不眠を来たしやすくなると考えられ、不眠によって高血圧がもたらされ、 また高血圧によって不眠が起こりやすくなるといった悪循環が形成されるということです。 高血圧は冠動脈疾患の危険因子であるため、不眠と高血圧が悪循環を形成することによって、他の循環器疾患の発症や憎悪をもたらす可能性も示唆されます。 睡眠の管理が生活習慣病の治療においてきわめて重要であるということです!
  2. また、糖尿病患者さんにおいても不眠(特に入眠障害・早朝覚醒)が高頻度にみられ、耐糖能を低下させて糖尿病を憎悪させることが明らかになっています。 血糖コントロールが不良であったり、合併症が進展するにつれて、不眠の頻度も高まると考えられます。 糖尿病において不眠が高頻度である原因としては、高血糖に伴う口渇感や夜間頻尿、あるいは末梢神経障害による疼痛や痺れが、入眠や睡眠の維持を妨害し、不眠症状をもたらすと考えられます。 糖尿病患者でもSASの合併頻度が高いとの報告が多くあります。また、うつ病や不安障害などの精神疾患の有病率も高く、不眠をもたらす要因となることが指摘されています。 糖尿病患者に慢性的な不眠が起こることによって、日常のQOLや活動性が低下するだけでなく、うつ状態の悪化、インスリン拮抗ホルモン分泌や交感神経活性亢進を介して、 インスリン抵抗性が憎悪し、糖代謝が障害されてますます糖尿病が悪化し、また不眠も悪化するといった悪循環が考えられます。 不眠を改善することで悪循環を断ち切り、糖尿病の経過にもよい影響を与える可能性があります。 睡眠の管理が生活習慣病の治療においてきわめて重要であるということです!

関連項目