2023年1月6日(金)

パソコンをしていて肘が痛む

師走の忙しい時期を過ごし、年末年始休みで溜まった仕事をこなさないといけない人も多い時期ではないでしょうか。

デスクワークやテレワークをしている方で仕事中、肘が痛むということを聞くことが多いです。
この痛みは、上腕骨外側上顆炎。通称:テニス肘の可能性が高いです。

「テニスしていないのにテニス肘なんですか?」という声も聞こえそうですので解説してきますね。

 

 

テニス肘とは?(上腕骨外側上顆炎)とは?

中年以降のテニス愛好家の人たちに肘の痛みが好発したことからこの名前がつけられました。
肘の外側にある手首を上に反る筋肉たちの腱が傷んでしまい痛みを引き起こしています。

1番の痛みの原因は使いすぎです。
実はパソコン作業でも肘を酷使しています。仕事になれば長時間同じ姿勢でパソコンに向かうことは非常に多いと思います。パソコンでの作業姿勢や作業環境によって非常に肘に負担をかけています。環境が悪いと手首を反った状態で操作していたり、猫背、巻き肩になることで肘の骨と筋肉の腱で圧迫力が加わり、腱を摩耗する結果になってしまいます。

 

 

どうすれば痛みが楽になる?

多くの方達は、保存療法で痛みが引いてくることが多いです。
まずは原因となっている腱の炎症を落ち着かせるため、肘関節付近に対して注射を行うことがあります。
またその後は、肘関節付近に巻く装具を装着してもらい、腱に過度な負担がかからないようにしていきます。
当院ではそこに加えて、理学療法士たちが姿勢の見直しやデスク環境の見直し、柔軟性の改善に対してもリハビリを実施していきます。

以下をご参考にしてみてください!



●デスク環境の見直しポイント5つ

①モニターの高さ:視線がやや下に
②肘の位置:肘置きやデスクの上に置けるのが理想
③モニターの距離:40cm程度離すのが理想
④モニターの位置:正面に配置
⑤椅子・机の高さ:足の裏が着くのか、太ももは床と平行か、肘の角度は90°程度か

 

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