2023年2月3日(金)

3ヶ月前から右肩が痛む

患者様から「3ヶ月前から右肩が痛み始めました」「痛くて眠れないし、動かすと硬くて90度も上げることができないです」という方がいました。

患者様の中でも結構な割合で、「五十肩だと思ったから、様子見れば治ると思った」という「五十肩」を軽く見る傾向があるのかなと思います。
なんでもそうですが「早期発見、早期治療」が1番です!

五十肩というのは
①組織が傷ついて腫れる時期「炎症期」
②腫れが落ち着き、傷は治っていくが、周りの組織とくっついてしまう「拘縮期」
③段々と動きが良くなっていく「回復期」

簡単に分けるとこのような流れで回復していきます。

今回の患者様は3ヶ月も経過していて、なおかつ「夜も痛い」ということなので「炎症期」と「拘縮期」が混ざっている状態です。

睡眠を妨害されるような痛みがある場合だと、身体自体の治す力も落ちている状態です。
まずは炎症を落ち着かせてあげる必要があります。

その為、当院では炎症止めを直接関節に注射して、炎症を一度落ち着かせる治療を行います。
あわせて、当院では理学療法士が多数在籍しているため、寝方の指導や、動かし方の指導をします。

炎症が落ち着けば、理学療法で関節の硬くなっている場所をストレッチしていき、期間をかけながら良くしていきます。本人のペースにもよりますが、週1回から2周に1回のペースで行っていくことが多いです。

一度固まってしまうと治療期間が長くなる傾向もあるので、痛みを感じ始めたり、「夜に痛みが出る」ぐらいのレベルであれば早期に受診することをおすすめします。

 

実際に当院の理学療法士が夜の痛みにある方の寝方の解説動画です。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。